- 個人コンサルタントが活用できる集客方法を知りたい。
この記事は上記のような思いをお持ちの方に向けて、9つの集客方法をご紹介します。
集客方法の選び方や成功させるポイントも併せて解説しているので、ぜひ最後までご確認ください。
コンサルタントにおける集客方法
それでは早速コンサルタントが使える集客方法をご紹介します。
ブログ
一つ目にご紹介する集客方法はブログです。
コンサルティングテーマに関連したノウハウなどをテーマに、記事を制作してブログで提供します。
Web集客における中核的な役割を担い、Web広告のLPやメルマガのコンテンツとしても活用できる優秀な方法です。
ブログ記事そのもので集客するには、各記事にSEOを施す必要があるでしょう。
ブログ記事でSEOを行うステップは以下のとおりです。
- テーマを踏まえ、検索結果に表示したい検索キーワードを策定する
- 策定したキーワードで検索をかけ、上位表示サイトから検索意図を分析
- 検索意図を基に記事を制作する
また仮に制作したブログ記事が上位表示できても、定期的に情報を更新しなければ、徐々に順位が低下するため、その点は留意しておきましょう。
SNS運用
次に挙げられる集客方法はSNS運用です。
X(旧Twitter)やFacebook、InstagramなどのSNSアカウントを運用し、見込み顧客に対して役立つ情報の提供やコミュニケ―ションを実施します。
先にご紹介したブログ記事やそれに伴うSEOは、集客効果を発揮するまである程度の時間がかかりますが、SNSを活用すれば早期にブログコンテンツの認知獲得に繋げることができるでしょう。
また各SNSにおける広告を利用するのも一つの方法です。
SNS広告はその他のWeb広告と比較し、ターゲティング精度にも優れているため、効率的に集客に繋げられます。
動画配信
続いて集客方法として挙げられるのは動画配信です。
YouTubeを始めとする動画配信ツールを活用し、コンサルティングテーマに関する情報を配信します。
授業形式で顧客課題の解決に繋がるノウハウを紹介したり、後ほど紹介するセミナーやウェビナーのアーカイブを配信したりすることで、集客に繋げることができるでしょう。
Web広告
Web広告も有力な集客方法になります。
Web広告には様々な種類がありますが、個人コンサルタントが活用しやすい広告は以下の種類となります。
検索連動型広告
検索結果ページ上部に表示されるWeb広告で、ターゲットとする検索キーワードに対して配信できる
ディスプレイ広告
Webサイトやアプリの広告枠に掲載する公告で、Webコンテンツやアプリの内容と関連した広告を表示できる
他にも動画広告や記事広告など様々なものがありますが、運用に手間がかかるケースがあるため、まずは上記の広告から始めるとよいでしょう。
リファラル営業
次に挙げられるのは、リファラル営業です。
リファラル営業とは、既存顧客や知人に見込み顧客を紹介してもらう手法です。
知り合いからの紹介としてアプローチできるため、ある程度信頼された状態から商談などを開始できます。
見込み顧客を紹介してもらうには、既存顧客や知人と良好な関係を構築することが求められるため、ある程度の期間が必要になるでしょう。
ただし待っていても見込み顧客は紹介してくれないため、ある程度関係を築けた時点で、紹介をしっかりと依頼しておくことがポイントです。
DM
ダイレクトメール(以下、DM)も集客方法として活用できます。
サービス内容などを記載したチラシを制作し、郵送やメール添付によって見込み顧客に配信しましょう。
郵送した場合はその他のチラシなどと混ざり、捨てられてしまうリスクも高いため、封筒に目を引くようなデザインを施すといった工夫が必要になります。
メールで配信する場合は、開封率を高めるために、件名やプリヘッダー(受信ボックス上で表示される文章)にDMのメリットなどを記載するとよいでしょう。
セミナー/ウェビナー
続いて挙げられる集客方法はセミナー/ウェビナーです。
自身のコンサルティング領域と関連する顧客課題をテーマとした、セミナーやウェビナー(ウェブ上で行うセミナー)を開催することで、見込み顧客の獲得を目指します。
セミナーは会場や時間といった制約があるものの、対面で見込み顧客と接することができる上、興味度の高い参加者に対して、そのまま無料相談を実施するといった柔軟な対応が可能です。
対してウェビナーは、参加者の反応が読みにくい反面、場所や時間に縛られずに配信できるため、より多くの見込み顧客にアプローチできます。
ビジネス交流会
ビジネス交流会も集客方法として活用できるでしょう。
ビジネス交流会とは、様々な業界で働いているビジネスパーソンが交流を目的に集まるイベントです。
ビジネス交流会の段階でセールスできる可能性は低いですが、様々なビジネスパーソンと人脈を作ることで、後々リファラル営業などに繋げられる可能性があります。
無料のものから有料のものまで、様々なビジネス交流会があるため、自分に適したものが見つかれば積極的に参加してみましょう。
ビジネスマッチングサービス
最後にご紹介するのはビジネスマッチングサービスです。
ビジネスマッチングサービスとは、課題解決をしてほしい企業や個人と、課題解決できるサービスを提供する企業や個人をマッチングするサービスを指します。
仲介手数料などが発生しますが、見込み顧客と出会える可能性が高いため、予算に余裕があれば活用してみるとよいでしょう。
ただし類似サービスを提供している方が登録しているケースも多いため、しっかりと差別化できるポイントを訴求するなど、サービス内での営業に力を入れる必要があります。
コンサルタントの集客方法の選び方
続いて集客方法の選び方について見ていきましょう。
ターゲット顧客に接触できる方法を選ぶ
集客方法を選ぶ際、まず考えるべきはターゲット顧客に接触できるかどうかです。
集客方法によって接触できる顧客の属性などは異なるわけですが、どれだけ集客力が高い方法でも、肝心のターゲットが集まらなければ意味がありません。
そのため、「どの集客方法であればターゲット顧客と接点を持つことができるのか」を分析した上で選ぶ必要があるでしょう。
自動集客できる方法を優先する
個人コンサルタントの場合、顧客対応やプランニングなど、集客以外の時間もかなり必要になります。
そういった状況においては、自動集客できる方法を優先するというのもポイントになるでしょう。
例えばブログや動画などは一度制作してしまえば、後は自動的に集客効果を発揮するため、SNSや広告運用に比べて工数を削減しやすいのです。
そのため集客方法に悩んだ際は、ひとまずブログや動画などを優先して取り組むことをおすすめします。
本業に支障が出ないようにする
集客にリソースを割き過ぎて、本業に支障が出てしまっては意味がありません。
コンサルタントの商品はいわば知識であるため、自身のサービス価値を高めるための勉強にも時間を割く必要があります。
そのため、これらの時間をできるだけ確保するために、あれもこれもと手を出すのではなく、自分に適した集客方法に絞って展開することがポイントになるでしょう。
コンサルタントの集客を成功させる7つのポイント
最後に集客を成功させるためのポイントを7つご紹介します。
ターゲットを明確にする
集客に取り組む場合、ターゲット顧客に接触できる方法を選ぶ必要がありますが、どこで接触できるのかを分析するには、ターゲット像を明確にする必要があります。
そこで年齢や性別といった単純なプロフィールだけでなく、抱えている課題やニーズ、日頃情報収集に使っているメディアやSNSといった要素を含め、詳細な人物像であるペルソナを策定しましょう。
またそのペルソナの課題やニーズに合わせて、提供すべき情報などを整理したカスタマージャーニーも併せて作成しておけば、より精度の高い集客方法を選ぶことができます。
提供価値や顧客メリットを明確にする
ターゲットが明確になっており、確実に接触できる集客に取り組んでも、提供価値や顧客メリットが曖昧な状態では、顧客化することはありません。
そのため、あらかじめ顧客へ提供する価値やメリットを明確にしておきましょう。
またサービスの特徴や強みをそのまま伝えるのではなく、顧客視点での価値やメリットに変換して伝えていくことが重要になります。
差別化ポイントを明確にする
差別化ポイントを明確にしておくことも、集客を成功させる上で重要なポイントになります。
提供価値と併せて、他のコンサルタントとはどういった点が異なるのかを示さなければ、顧客化することは難しいでしょう。
そのため自身のサービスにおける差別化ポイントを整理しておき、集客を行う際、それが正しく伝わるように訴求していく必要があるのです。
顧客にとって有益な情報を発信し続ける
集客から契約に繋げていくには、顧客からの信頼を得ることは不可欠です。
そのためセールスではなく、顧客にとって有益な情報を発信し続けて、まずは見込み顧客からの信頼を勝ち取り、良好な関係を築いていく必要があります。
ペルソナやカスタマージャーニーによる分析を通じて、ペルソナがどんなタイミングでどんな情報が欲しいのか深く考察し、役に立つ情報を配信しましょう。
専門性やスキルを高め続ける
次のポイントは専門性やスキルを高め続けるという点です。
有益な情報を配信し続けるには、自らの専門性やスキルを高め続け、情報やノウハウの引き出しを常に増やしていく努力が求められます。
専門性やスキルは、実際のコンサルティングサービスの質を決める重要な要素でもあるため、磨き続ける必要があるのです。
効果検証と改善のPDCAサイクルを継続する
効果検証と改善のPDCAサイクルを継続する点も、集客を成功させる上で不可欠な取り組みです。
ターゲットを分析して集客に取り組んでも、思っていたような効果が得られないことは往々にして起こり得ます。
しかし、効果が出ないからと言ってすぐに投げ出すのではなく、どこに課題や問題があるのかを検証し、改善していくサイクルを回すことで、はじめて成功に繋げることができるのです。
効率化させるツールには積極的に投資する
最後のポイントは、効率化させるツールには積極的に投資するという点です。
個人コンサルタントは集客やサービス提供、経理など、全ての作業を自分自身で行う必要があります。
そのため「各業務を如何に効率化させるか」も大きな課題と言えるでしょう。
集客も例外ではなく、効率化させるツールやサービスを積極的に活用することで、効率的かつ効果的な集客を実現できるのです。
まとめ
今回は個人コンサルタントの方向けに、集客方法や成功のポイントなどを解説しました。
どれだけサービス内容が充実していても、集客できなければ契約に繋がることはありません。
そのためターゲットや自分自身の適正に合わせて最適な方法を選び、集客に結び付けていく必要があるのです。
この記事を参考に効果的な集客を実現していただければ幸いです。