- 直接取引に繋がる集客方法を知りたい
この記事は上記のような思いを抱かれているフリーランスのコーチの方に向けて、コーチングサービスで活用できる集客方法を、オンラインとオフラインに分けてご紹介します。
集客のステップや成功のポイントなども併せて解説していますので、ぜひ最後までご確認ください。
コーチングの集客方法【オンライン編】
それではさっそくコーチングの集客方法についてご紹介します。
まずはオンラインによる集客方法から見ていきましょう。
ブログ
オンライン集客方法としてまずご紹介するのはブログです。
コーチングテーマに関連した記事を執筆して、ブログ内で提供することで、ブログ経由での集客を図ります。
ブログでの集客を実現するには内容の質は勿論のこと、SEO(検索エンジン最適化)を施すことが求められます。
ブログでSEOに取り組む手順は以下のとおりです。
- 表示したい検索キーワード(ターゲットキーワード)を決める
- ターゲットキーワードにおける検索結果の上位サイトから検索意図を探る
- 検索意図を満たした記事を作成する
一度ブログにアップした記事も定期的に見直すことで、集客効果を高めていくことができるでしょう。
SNS運用
次にご紹介するのは、SNSの運用です。
FacebookやX(旧Twitter)、InstagramといったSNSを運用し、見込み顧客にとって有益な情報を配信することで、集客に繋げることができます。
またSNSを利用してブログ記事を拡散するなど、他の手法とのシナジー効果もあるため、積極的に活用するとよいでしょう。
各SNSによってユーザー層や、提供できる情報の形態に違いがあるため、ターゲット顧客などに合わせて使い分けることをおすすめします。
LINE配信
オンラインの集客方法として、次に挙げられるのはLINE配信です。
LINEの公式アカウントを作成し、見込み顧客に対してメッセージを送ったり、クーポンなどのお得情報を配信することになるでしょう。
LINEは2023年6月末時点で月間利用者9,500万人以上を誇り、それだけリーチできる見込み顧客も多いという特徴があります。
またメルマガの開封率が3%程度となっているなか、LINE公式アカウントの開封率は60%であるため、効果的なアプローチが可能となっているのです。
メルマガ
とはいえメルマガもまだまだ有力な集客方法と言えます。
メルマガではメール配信システムなどを利用して、見込み顧客に対して有益な情報やサービスに関するお知らせなどを定期的に配信していきます。
見込み顧客との継続的な接点が得られ、集客だけでなく、購買意欲の醸成にも利用することが可能です。
ただし前述のとおり開封率はLINEよりも低めになっているため、件名を工夫したり、配信タイミングを調整したりすることで、開封率を高めるための取り組みが必要になるでしょう。
Web広告
続いて紹介するオンライン集客方法はWeb広告です。
Web広告には様々な種類がありますが、費用対効果や手軽さを考えるとGoogle広告がおすすめと言えます。
Google広告には、検索結果に表示できる検索連動型広告をはじめ、Webサイトやアプリに表示できるディスプレイ広告など、様々な形態での広告運用が可能です。
ターゲットやキャンペーン内容を最適化してくれる機能なども搭載しているため、Web広告運用に慣れていなくても効果を得やすいでしょう。
ウェビナー
次にご紹介するのはウェビナーです。
ウェビナーはWeb上で行うセミナーであるため、会場などの制約を受けることなく開催でき、広範な見込み顧客を集客できる可能性があります。
ただしWeb会議システムなどの導入が必須となる点には注意が必要です。
また小規模のウェビナーであればZoomなどの無料アカウントで実施できますが、無料アカウントの場合、参加者も自由に発言できる環境となります。
そのため、もし参加者が自由に発言することで進行の妨げになることを防ぎたいのであれば、ウェビナー用の有料アカウントを利用するのも一つの方法でしょう。
スキルマーケットなどのプラットフォーム
オンライン集客方法の最後にご紹介するのは、スキルマーケットなどのプラットフォームの活用です。
スキルマーケットとは、自分の持つスキルや知識などを売買するためのサービスであり、代表的なものとして「ココナラ」や「Udemy」などが挙げられます。
スキルマーケットには課題を解決したい見込み顧客が集まるため、適切にアプローチできれば、集客から契約までスムーズに繋げられるという強みがあります。
ただし人気があるプラットフォームでは、競合サービスも多くなる可能性が高いため、しっかりと差別化ポイントを含めて訴求する必要があるでしょう。
コーチングの集客方法【オフライン編】
続いてオフラインでの集客方法について確認していきます。
リファラル営業
オフライン集客方法としてまずご紹介するのは、リファラル営業です。
リファラル営業とは、既存顧客や知人などに見込み顧客を紹介してもらう手法を指します。
信頼のおける人からの紹介としてアプローチできるため、見込み顧客からの信頼も得やすく、商談や契約にも繋げやすいでしょう。
ただし紹介に値する人物であるといった評価を勝ち取るためには、既存顧客や知人と良好な関係性が構築できているという前提が求められます。
そのため紹介してもらうまでに、ある程度の期間がかかる点は理解しておきましょう。
テレマーケティング
次にご紹介するオフライン集客方法は、テレマーケティングです。
コーチングサービスを求めている見込み顧客に当たりを付けて電話をかけていき、口頭でサービスの紹介を行います。
電話をかけるための営業リストや、営業トークを台本化したトークスクリプトなどを用意しておくことで、より効率的にテレマーケティングに取り組めるでしょう。
ただし、事前アポイントは取らずにいきなり電話をかけるため、見込み顧客によってはネガティブな印象を抱く可能性がある点には注意してください。
DM
ダイレクトメール(以下、DM)も集客方法として活用できます。
コーチングサービスの概要や料金などを記載したチラシを、見込み顧客宛に送付することになるでしょう。
DMで効果を上げるには、封筒に開封したくなる仕掛けを施し、さらに内容自体も見込み顧客にとって魅力的なものにする必要があります。
目を引くデザインの封筒を用いたり、DMにコーチングテーマに関連した役立つ資料を同封したりするなど、最後まで読んでくれるように工夫しましょう。
セミナー
次にご紹介するのはセミナーです。
活用の方向性としてはウェビナーと同様ですが、セミナーには見込み顧客と直接対面し、反応や表情の機微を察することができるという利点があります。
またセミナー終了後に、見込み顧客の反応を伺いながらそのまま個別相談に繋げる、といった柔軟な対応もできるでしょう。
会場レンタル代や移動に掛かる費用などがかかるため、内容や状況に応じて、ウェビナーと使い分けることをおすすめします。
ビジネス交流会への参加
集客方法の最後にご紹介するのは、ビジネス交流会です。
ビジネス交流会とは、様々な業界で働いているビジネスパーソンと軽食などを取りながら交流するイベントとなります。
営業行為はビジネス交流会によって禁止されている場合があるため、直接的な集客には繋がりにくいですが、人脈を構築できるという利点があるでしょう。
ビジネス交流会でコーチングサービスをしている旨を伝えておけば、参加者が顧客になることはなくとも、知人などの見込み顧客を紹介してくれる可能性があるのです。
コーチングにおける集客の4ステップ
ここからは集客に取り組む際の流れを、4つのステップに分けてご紹介します。
集客における最初のステップはターゲット策定です。
選ぶべき集客方法や訴求すべきポイントは、ターゲットによって変わります。
そのため、まずはターゲット像を詳細化したペルソナを策定し、どんな悩みやニーズを抱えているのかを深く考察していきます。
ペルソナを策定する際は、年齢や性別といった基本的なプロフィールに加えて、趣味や情報収集に使っているデバイス・SNS、休日の過ごし方といった様々な要素を加味していくとよいでしょう。
続いて、自分が提供しているコーチングサービスの中でも、競合優位性のあるポイントや独自性のあるポイントを整理します。
その上でペルソナのニーズに合わせて、訴求すべきポイントを明確化しましょう。
訴求ポイントを明確化する際はあれもこれもと盛り込まずに、一つか二つに絞ることがポイントです。
自分のサービスを振り返る中で伝えたいことは多くあるはずですが、全てを盛り込んでしまうと、結局どこが優れているのかが曖昧になってしまいます。
訴求ポイントは絞って訴求することで、顧客にも理解されやすくなるのです。
次にターゲットに適した集客方法を選択していきます。
先にご紹介した集客方法の中から、以下のような観点で選んでいくことになるでしょう。
- ペルソナにリーチできるか
- 使いこなせるか
- 継続できるか
- 費用対効果はいいか
- 訴求したい点をしっかりとアピールできるか
ペルソナへのリーチ可能性や費用対効果が重要であることは言うまでもありませんが、継続できるかといった点も重要になります。
どれだけ優れた集客方法でも継続しなければ成果は出せません。
そのため継続して運用できるかといった点も踏まえて選定しましょう。
最後はPDCAサイクルを回していくステップへと入ります。
ペルソナや訴求点を明確にして集客を開始しても、思ったような成果が得られないといったことは往々にして起こります。
しかしそこで諦めてしまえば、集客で成功することはありません。
集客を実施しながら効果検証を行い、そこから適宜改善を行うといったPDCAサイクルを回していくことで、はじめて効果が出る集客に繋げられるのです。
コーチングの集客を成功させるポイントと注意点
最後に集客を成功させるポイントや注意点をご紹介します。
コーチングサービスにおける集客を成功させるには、サービス内容を正しく伝えることは勿論のこと、実績をアピールすることが重要になります。
特に扱っているテーマに競合が多い場合は、サービス内容にそこまで大きな違いがないこともあるため、内容だけを訴求しても見込み顧客に刺さりにくいのです。
そのため、サービスを受けた結果どういった効果が出るのかといった点や、どういった成果を挙げてきたのかといった実績を中心にアピールしましょう。
独自性のある商品やサービスを作ることも重要なポイントです。
競合が提供しているサービスを研究し、差別化できるポイントを探りながら、独自性を盛り込んだ商品・サービスを構築しましょう。
独自性があり、且つ見込み顧客のニーズを深く満たせる商品・サービスを作ることができれば、自ずと集客効果も高まります。
口コミは顧客の生の声であるため、見込み顧客にとってサービスの質を判断する上で重要な情報となります。
そのため口コミを有効活用することで、効果的な集客を実現できます。
具体的には、既存顧客にインタビューを行ったり、見込み顧客に無料セッションなどを実施したりすることで、口コミを獲得しましょう。
その口コミを事例としてブログなどに掲載することで、信憑性のある集客を実現できます。
ただし口コミを利用する場合、顧客から事前に許可を得ておくことは忘れないでください。
各集客方法を効率化させるツールを活用することで、効果的な集客を実現できます。
例えばブログ運用に取り組む場合、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入することで、記事作成や管理などを効率的に行えるのです。
他にもブログやメルマガの効果を測る上で、Googleアナリティクスなどの解析ツールの導入は欠かせません。
集客に取り組む際は、全ての集客方法に一気に手を出したり、最新の手法だからといって安易に手を出したりしないようにしましょう。
一人でサービス提供も集客も行っている場合、先に挙げた全ての集客方法を並行して運用することは現実的ではありません。
また最新の手法が必ずしも、ターゲットとする見込み顧客にリーチできるとは限らないのです。
そのため、あくまでターゲット顧客を起点に、適した集客方法を構築すべきと言えるでしょう
まとめ
今回はコーチでも活用できる集客方法をテーマに、具体的な方法やポイントなどを解説しました。
ビジネスを継続していくにあたって、集客は避けて通れません。
そのためどのような集客方法があるのかを理解した上で、自分や見込み顧客に適した方法を選び、取り組んでいくことが求められるでしょう。
この記事で紹介した集客方法を参考に、ご自身に適した集客の仕組みを確立していただければ幸いです。